マカロンとは？実はイタリア生まれ！歴史や進化系マカロンもご紹介

投稿日 2022.12.22
更新日 2023.1.30
著者 nagomi
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カラフルでコロンとかわいらしい見た目、箱に詰合せるとカラフルで宝石のようなマカロン。贈り物でもらうと嬉しいお菓子ですよね。フランス・パリのイメージが強いマカロンですが、実はイタリア生まれってご存じでしたか？日本のマカロンブームはいつ？進化系マカロンや仕入れて販売できるマカロンをご紹介します。

マカロンとは？

小さな乾き焼菓子や半生菓子のプティ・フールのことを指します。卵白と、砂糖、ナッツを混ぜ、小さく丸く絞ってオーブンで焼いたもので、卵白を卵黄や全卵に変えて使用する場合もあります。粉末のナッツはアーモンドが多く使用されますが、ヘーゼルナッツ、ココナッツ、くるみなども使われることがあります。日本でマカロンと言うと、カラフルな色あいで、ガナッシュやクリームが挟んでいるお菓子を指しますが、実はマカロンは各国、地域で形が違っています。

マカロンの歴史

発祥は諸説ありますが、イタリアではちみつとアーモンドと卵白で作れていたマッケローネ”maccarone”が起源と言われています。17世紀頃にこれをマカロンと呼ぶようになりました。フランスへはメディチ家のカトリーヌ妃が国王アンリ2世に嫁いだ際に伴った料理人によって伝わったとされています。その後フランスの各地、各国で作られるようになり、それぞれの地で銘菓として評価を得ていきました。

マカロンの種類

マカロンはシンプルな原材料で作られるため、各国、地域で作られていて、世界には数百種類のマカロンがあると言われています。
ヴァルヌッスマクローネはくるみ入りのガナッシュを挟んだスイスのマカロン。マカロン・クラッシックは古くから親しまれてきたマカロンの典型で表面に亀裂が入っています。マカロン・デ・ココは刻んだココナッツとラム漬けレーズンを加えたカリッとした香ばしいマカロンです。

また、フランスではマカロンが修道院で作られることも多く、ロレーヌ地方のナンシーのマカロン・ド・ナンシー（別名スルー・マカロン）や、ロワール地方のコルメリ修道院のマカロン、大聖堂で有名な北フランスのアミアン市のマカロン・ド・アミアン、セーヌ河上流のムランの聖母マリア修道院のマカロンなどのものが有名です。

日本のマカロンブームはいつから？

日本でマカロンというと、カラフルな色で中にガナッシュやジャムを挟んだ、少し高級なお菓子が定番です。マカロンの種類では、マカロン・リス”Macaron Lisse”が日本のマカロンです。リスとはすべすべした、という意味で、表面の様子からそう呼ばれています。パリで作られたことから、別名マカロン・パリジャン”Macaron parisien”。これを最初に製造したのは「ラデュレ」1930年創業者ルイ=エルネスト・ラデュレの従弟である、ピエール・デフォンテーヌです。2枚のマカロンにガナッシュやジャムを挟み、新しいマカロンを生み出したのです。

日本では1968年に六本木の「ルコント」で販売、その後に「ダロワイヨ」で販売されたとされています。2004年には、「ピエール・エルメ」や「サダハル・アオキ」が日本に出店したことにより、マカロンが流行りました。2008年には「ラデュレ」が銀座三越にオープンしました。

進化系マカロン

トゥンカロン

韓国で生まれたマカロン。クリームが多く、色味や形、デコレーションがかわいらしく、韓国ブームとSNSをきっかけに流行りました。韓国語で「太っちょマカロン」を意味する「トゥントゥンイマカロン」から「トゥンカロン」といいます。フルーツやチョコバー、クッキーなどを挟んだり、形もハートから動物の形などさまざまです。