かりんとう饅頭とは?カリカリの秘密、美味しい食べ方をご紹介

かりんとう饅頭

カリカリの表面が香ばしく、黒糖の風味が香るかりんとう饅頭をご存じですか?誕生したのは2000年に入ってからの比較的新しい和菓子で、元祖は福島県の和菓子屋さんが考案しました。ふわふわのお饅頭とは違っている、カリカリ食感の秘密、美味しい食べ方をご紹介します。

かりんとう饅頭とは?

黒糖を練り混んだ生地であんを包み蒸してから、油で揚げたお菓子です。かりんとう饅頭と呼ばれている理由は黒糖の風味と油で揚げたこんがりとしたした食感がかりんとうに似ているから。和菓子屋、コンビニ、道の駅、かりんとう屋などで販売されていて根強い人気がある和菓子です。実は誕生したのは2000年に入ってから、比較的新しい和菓子です。

かりんとう饅頭の元祖のお店

発祥の地は、福島県田村市船引町にある「菓子工房あくつ屋」。3代目の店主が船引町特産のエゴマを使った地域おこしのメニューとして開発しました。黒糖入りの饅頭生地にエゴマの粒を入れて、こしあんを包んで仕上げました。それを油で揚げたのが元祖かりんとう饅頭です。

かりんとう饅頭のカリカリの秘密

かりんとう饅頭はカリカリとした食感がたまらなく美味しいですよね。蒸したお饅頭を油で揚げても、あのカリカリの食感にはならないんです。蒸した饅頭の表面を乾燥させてから油で揚げることで、カリカリと仕上がります。乾燥の方法は自然乾燥や低温のオーブンで焼くことで表面を乾かします。

かりんとう饅頭の種類

定番はこしあんですが、小豆の粒々の食感を味わえる粒あんを販売しているお店もあります。あんのバリエーションでいろいろな味のかりんとう饅頭が販売されています。芋あん、白あん、桜あん、また道の駅やサービスエリアではご当地の素材を使ったかりんとう饅頭が販売されています。あんの変化でオリジナルのかりんとう饅頭が開発できるのも魅力です。

美味しく食べる方法

揚げたてで販売されているお店で購入して、すぐに食べることができればカリカリの状態で美味しく食べられますが時間が経つと、カリカリ感が弱まってしまいます。そんなときでも美味しく食べる方法を紹介します。

オーブンで焼く

オーブントースターで約2~3分焼くと、揚げたてのカリカリとした食感が戻ります。焦げやすいので時間は必ず調整してください。

冷蔵庫で冷やす

夏は冷蔵庫で冷やすのも美味しい食べ方です。カリカリ感が長持ちして、ひんやり、さっぱりお召し上がりいただけます。

バニラアイスと合わせて

コクのあるかりんとう饅頭にバニラアイスをトッピングして食べると、黒糖の風味とアイスがよく合って美味しいです。

きな粉をふりかける

黒糖と相性のよい、きな粉をかけると黒糖のコクが引き出されてさらに美味しくお召し上がりいただけます。

揚げるだけで提供できるかりんとう饅頭

かりんとう饅頭を製造するにはお饅頭を作って、乾燥させて、揚げるという工程があり、手間がかかります。販売してみたいけれど、製造は難しい、製造していたけれど人手不足で作れないという方に、揚げて提供できるかりんとう饅頭を業務用で販売しています。なごみやでは業務用で販売しているメーカーが3社ございますのでご紹介します。

(1)かりんとう饅頭 粒あん・芋あん

十勝産小豆の粒あん入りのサクッとジューシーなかりんとう饅頭です。十勝産小豆を使用したあんは糖度48度と甘さを控え、瑞々しい、とろりとした食味に仕上げています。包む皮は揚げたてはサクッと軽やかに。時間が経てばしっとりと馴染んできます。
国産小麦粉に北海道十勝産の小豆を使用しています。芋あんは

十勝産小豆の粒あん入りのサクッとジューシーなかりんとう饅頭です。十勝産小豆を使用したあんは糖度48度と甘さを控え、瑞々しい、とろりとした食味に仕上げています。包む皮は揚げたてはサクッと軽やかに。時間が経てばしっとりと馴染んできます。
国産小麦粉に北海道十勝産の小豆を使用しています。芋あんは香ばしい焼き芋あんを使用してた甘さ控えめで濃厚でとろりとしたあんです。

かりんとう饅頭 粒あん・芋あん

種類:粒あん、芋あん
小豆産地:北海道十勝産
芋産地 :インドネシア産
あん糖度:48°
グラム:42g
ロット:200個
調理後消費期限:当日
※近隣店舗で販売がないか、販売可否の確認後にご注文いただけます。

<調理手順>

冷凍のまま、180°Cの油で3分前後揚げます。大きなフライヤーなら投入時に温度が下がらないので15~30秒ほど短くても大丈夫です。

①かごに饅頭10個ほど入れて沈め、皮どうしがくっつかないように最初の10秒ほどは動かしてください。

かりんとう饅頭 揚げる前

②かぶせ網で蓋をします。被せ網が無いと饅頭が浮かんでしまい、油から顔を出した部分が揚がりません。必ず全体を沈めてください。

かりんとう饅頭 揚げているところ

③1分ほどしたら、饅頭同士がくっついているのをはがす為に一度かぶせ網を外して饅頭をいじります。また蓋を閉めます。

かりんとう饅頭 揚げ途中

④あとは時間まで待つだけです。饅頭どうしがくっついている場所は揚がりが悪くなりますので、途中ちょこちょこ動かすほうがよりムラなく揚がります。

かりんとう饅頭 揚げ上がり

<美味しく調理するポイント>

①揚げている最中、顔を出している部分があるとそこが柔らかくなるので完全に沈めてください。

②中身の餡が冷たい場合がありますが、5分もすると予熱で冷たさは無くなります。中身の餡まであつあつになると、なかなか冷めないので中心が常温程度で揚げあがるのがベ
ストです。

③揚げたてを食べる場合は中心あで温まるように3分~3分30秒揚げてみてください。

④箱詰め販売をする際には十分に冷ましてから入れてください。温かい商品を箱詰めしますと、自らが発する蒸気により、みるみる柔らかくなります。

<時間経過と湿気と品質の関係>

・揚げて5分後~1時間が一番サクサクで食べごろです。
・乾燥して寒い冬は8時間たってもサクサクです。(湿度が30-40%)
・湿度と気温が高い環境ではサクサク感はみるみる減少します。(気温25度以上、湿度60-70%)
・雨の日の外気がふれる環境では(湿度90%以上)ではあっという間にしっとりしてきますので、湿気が当たらない保管方法を検討されることをお勧めします。

(2)かりんとう饅頭(国産小豆)・(芋)

こめ油で揚げていただくのをおすすめします。あんは食感のある粒あんにしています。芋あんは生地に黒ゴマを使用し、あんは白あんにさつま芋のペーストを合わせた甘めのあんです。

かりんとう饅頭(国産小豆)・(芋)

(3)かりんとう饅頭(中国産)

価格を抑えたい方には中国産の小豆を使用したかりんとう饅頭もご用意がございます。

種類:粒あん、芋あん、中国産粒あん
小豆産地:国産、中国産
芋産地:インドネシア
あん糖度:58°-60°
グラム:43g
ロット:225個
調理後消費期限:当日

(4)あげ福・黒糖(こしあん)・芋・チーズ

調理後の消費期限が2日のかりんとう饅頭。こしあん、芋、チーズの3種類をご用意しています。

あげ福・黒糖(こしあん)・芋・チーズ

種類:こしあん、芋、チーズ
小豆産地:国産
芋、チーズ産地:
あん糖度:
グラム:37g
ロット:180個
調理後消費期限:2日

フライヤーをお持ちのお店は秋~冬にかけて「ホットパイ」もおすすめ、こちらの記事でご紹介しています。

まとめ

かりんとう饅頭は暑さが落ち着いて、涼しくなってくると注文が増え始めます。ご注文の多い業態は和菓子屋、サービスエリア、道の駅。あたたかい商品を提供したい、フライヤーを活用したい方におすすめします。

業務用でかりんとう饅頭を仕入れたい方はこちら!

なごみや

なごみやでは業務用かりんとう饅頭を8種類販売しています。価格は会員登録承認後にご確認いただけます。サンプルをご確認いただいてからの注文をおすすめしております。

この記事を書いた人

Avatar
渡邊友佳子

2020年なごみやに入社。前職では銀座あけぼのにて16年間、和菓子・米菓の商品企画を担当。東京製菓学校卒業後、茗荷谷「一幸庵」にて3年間修業。TORAYACAFE勤務。プライベートでもお菓子が大好きです。<資格>製菓衛生士、表示検定中級