アイスの販売に必要な資格や販売のメリット・デメリットをご紹介

アイス販売資格

仕入れてアイスを販売する場合の必要な資格と販売のメリット、デメリットを解説します。また、業務用で仕入れてすぐ販売できる、アイスもご紹介します。アイスクリームを販売してみたいという方は必見です!

アイスクリーム販売に必要な資格

アイスクリーム販売に必要な資格は、食品衛生管理者の資格と飲食店販売許可です。

食品衛生管理者

アイスクリームを販売するには、食品衛生責任者の講習を受講し、修了証明書を取得する必要があります。この講習は保健所などが主催し、食品衛生に関する基本的な知識や衛生管理の重要性について学びます。ただし、医師や調理師、栄養士などの特定の資格を持つ場合は、この講習を免除されます。

飲食店販売許可

飲食店営業許可を取得する必要があります。この許可を得るには、以下の条件を満たすことが求められます。

必要な設備が整っていること
食品衛生責任者がいること

食品衛生責任者は、開業時点で必ずしも必要ではなく、後から設置することも可能です。ただし、設置することを約束する書類の提出が求められる場合もあります。

アイスクリーム販売方法によって必要な資格

アイスクリーム類製造業の取得が必要な販売方法や、キッチンカーで販売する場合には以下の資格も必要になることがあります。

アイスクリーム類製造業

アイスクリーム、アイスシャーベット、アイスキャンデー、その他液体食品又はこれに他の食品を混和したものを凍結させた食品を製造する営業がこちらにあたります。
アイスを最中やビスケット、ブリオッシュで挟む場合に保健所によっては、この資格の取得が求められたケースがありました。保健所の地域によって判断が異なることがあるようです。また、アイスをテイクアウトとして販売する場合には、アイスクリーム類製造業の新たな許可が必要となる場合があります。必ず、管轄の保健所へ相談しましょう。

飲食店営業(自動車)許可

移動販売車でアイスを売る場合は、販売する地域の保健所から営業許可を取得する必要があります。その際に大事なのは、実際に販売する地域の保健所に申請することです。保健所は自治体ごとに異なるので、販売する場所ごとにその地域の保健所から許可を取得する必要があります。

喫茶店営業許可

カフェやレストランで、メニューに自家製アイスクリームを提供することは、喫茶店の営業許可の範囲内です。

アイスクリーム販売のメリット5選

アイス市場は拡大傾向

日本アイスクリーム協会より抜粋

アイスクリーム販売金額は2003年度(3,322億円)に底を打って以来、2022年度までの20年間順調に市場拡大(166.6%)しています。

アイスクリーム支出と食料費比率

アイスクリーム支出と食料費比率

アイスクリームの支出金額は、2014年から2023年の10年間で144.6%と大きく伸長しています。それに対して、食料費支出金額は、2014年から2023年の10年間の伸長率は113.7%と、アイスクリームの伸長率は食料費全体の伸びを上回っています。

最盛期(7月~9月)の安定した販売に加えて、価格改定による販売単価の上昇が寄与しています。また、既存商品のブラッシュアップ及び付加価値ある新商品への挑戦や、SNSを活用した新たなマーケティング展開が功を奏し、単価の高い商品へシフトしているようです。

ロスなく販売できる

アイスクリームは賞味期限がありません。そのため、ある日の売り上げが思うように伸びなくても、翌日以降にも販売が可能です。この特性により、アイスクリームでは食品ロスの心配が少なく、販売ロスを最小限に抑えることができます。

簡単オペレーション

アイスクリームは、注文を受けてからカップやコーンにのせるだけの簡単なオペレーションで提供が可能です。調理の手間がなく、高度なスキルが必要ないため、アルバイトでも素早く提供できます。

利益がとれる

アイスクリームの原価率が25%〜30%であるという前提で、100円〜150円の原価のアイスクリームを販売する場合、販売価格は400円〜500円の間になります。販売価格を上げるためには、シングル(1段)だけでなく、ダブル(2段)やトリプル(3段)も販売しましょう。松竹梅の法則でダブルの売上を伸ばすことができます。

季節に合ったアイスを手軽に提供できる

季節ごとに需要が変動するアイスクリーム市場では、顧客が求める味や種類も変わってきます。仕入れアイスを利用すれば、それに合わせてアイスのバリエーションを豊富に揃えることができ、顧客のニーズに柔軟に対応することができます。例えば、夏季にはフルーティーなフレーバー、冬季にはコクのあるチョコレートやナッツ、お茶類のフレーバーが用意できます。仕入れアイスを活用することで、常に時代や季節に合ったメニューを提供することができ、顧客満足度を高めることができます。

アイスクリーム販売のデメリット

アイスは寒い時期は売れない

アイスあたたかいメニュー提案

冷たいスイーツの需要は春から初秋にかけて高まりますが、秋冬にはアイスクリームの売上が減少します。そのため、秋冬には温かいメニューも充実させることが重要です。例えば、アイスクリームをのせたワッフルやクレープ、ホットドリンクなども検討しておきましょう。これにより、季節や気温に関係なく、お客様のニーズに応えることができます。

暑すぎるとアイスが売れなくなる?!

気温が上がると、アイスクリームの人気が急上昇しますが、32度を超えると少し売れ行きが鈍くなり、かき氷などの軽いスイーツが人気になることがあります。これは、暑いときに体が熱を逃がすために、低カロリーの軽食を求める傾向があるからです。

したがって、気温が高い日には、アイスクリームだけでなく、シャーベットや凍らせたフルーツなどを提供すると良いでしょう。暑い日でもお客様のニーズに応えられます。

競合は?!コンビニアイス

量販店のアイスと競合することがあります。量販店は大量仕入れで低価格を実現しているため、小規模店と価格競争になります。

この課題に対処するためには、独自の味や品質を重視する必要があります。たとえば、業務用のアイスを活用すれば、季節やコンセプトに合わせた小ロットのアイスを仕入れることができ、差別化を図ることができます。

アイスクリームの販売方法

アイスクリームディシャーですくう

盛り付けて提供販売

バルクのアイスを仕入れてアイスケースまたは冷凍庫に入れて盛り付けて販売をします。カップ、コーンに入れて販売したり、アイスを使ったメニューとして提供できます。ちょうどいいかたさでアイスを維持して販売します。

個包装のアイスを販売

個包装のアイスは量販店でも大量は販売されていますので、個性のあるアイス、ご当地アイスなど、めずらしいアイスを並べて販売することが大切です。見た目がおしゃれ、SNS映えするアイスは少し高くても購入のきっかけとなります。価格を高く設定することができます。

業務用で仕入れて販売できるアイス

なごみやで業務用に仕入れて、販売できるアイスをご紹介します。種類別でアイスではない商品もありますが、バルクアイス、シャーベット、クレープアイスなどご用意しています。

バルクアイス、大容量アイス、ジェラート

カップやコーンに盛り付けて販売できるアイスです。種類豊富に揃えていますので、提案から季節の味、販売店のコンセプトにあったアイスを見つけることができます。

定番から和素材まで種類豊富なアイス

定番椅子から和素材、地域の特産材料を使ったアイスなどを揃えています。アイスの販売はもちろん、テイクアウトのパフェや、カフェ・喫茶店のデザートメニューにもお使いいただけます。注文単位は2L×8本バルク単位で混載可能なため、注文しやすいロットとなっております。

定番から和素材まで種類豊富なアイス

ロット:混載8バルク単位(バルク単位で混載可)
配送便:宅配便、業務便

業務用大容量12Lのミルクアイス

12Lのミルクアイスがバルクに入っています。アイスをメインで販売される店舗におすすめです。

業務用大容量12Lのミルクアイス

ロット:1ケース 12L
配送便:宅配便

素材にこだわった本場の「ジェラート」

本場イタリアのデザート、国産素材を使った国産シリーズのジェラートをご用意しています。脂肪分を抑えて素材の味をしっかり出すため「アイスミルク」がメインとなっています。ご注文単位が1種類の味わいで1ケース2L×6本と量が多くなりますので冷凍庫のサイズに合わせてご検討ください。

素材にこだわった本場の「ジェラート」

ロット:1ケース 2L×6本
配送便:宅配便のみ

そのまま販売できるカップアイス

ジャージー牛乳を使用したカップアイス

乳脂肪分が高く、濃厚であまいコクのあるジャージー牛乳と、北海道産素材の果肉や粒を使用した、こだわりの詰まったアイスクリームです。フローズンヨーグルトはジャージー牛のフレッシュな生乳に、乳酸菌とグラニュー糖だけで丁寧に作りました。

ジャージー牛乳を使用したカップアイス

ロット:混載10セット(100個)単位
配送便:宅配便

カラフルな2色のカップ・コーンアイス

2色のシャーベット状のアイスを彩りよく合わせました。ラインナップはバラの形に盛り付けた「バラ盛りカップ」、年配の方に特に人気の「コーン付きアイス」、ピンク色のイチゴ味と黄色のバナナ味の組み合わせをカップにした「2色カップアイス」の3種類。見栄えのするアイスを販売したい方におすすめです。

カラフルな2色のカップ・コーンアイス

ロット:1ケース以上
配送便:宅配便

32℃を超えたら準備したいシャーベット

フルーツをまるごと使った「フルーツシャーベット」

フルーツを器にして、フルーツシャーベットを入れているので高級感があります。フルーツをまることつかったシャーベットとはんぶんつかったシャーベットをご用意しています。

フルーツをまるごと使った「フルーツシャーベット」

入数:1ケース8個入~
小ロットで仕入れが可能です。種類によって入数が異なりますので商品ページでご確認ください。
配送便:宅配便のみ
POP制作:店頭用販促POPを作成いたします。ご希望の方はお問合せください。

フルーツを盛り付けた「リッチ果実バー」

映えを狙えるフルーツを盛り付けたアイスキャンデーです。見た目だけでなく、フルーツの濃厚な味わいを楽しんでいただけます。包装入りなの安心して販売いただけます。

近隣店舗ですでに販売をしている場合にはご注文することができませんので販売店とご住所を確認させていいただいてからのご注文となります。

フルーツを盛り付けた「リッチ果実バー」

入数:16本
配送便:宅配便

5種類の「ミニアイスキャンデー」

ミルク、マンゴー、いちご、抹茶、あずきの5種類の味わいをご用意しています。小さなサイズなので飲食店の食後のサービスやテイクアウト店や温浴施設のお風呂上りのデザートとして採用いただいています。

5種類の「ミニアイスキャンデー」

入数:1箱8本入 混載24箱単位 箱単位で種類の混載が可能です。
配送便:宅配便

POP・のぼり・ポスター:無料でご注文いただけます

クレープで包んだアイス

個包装入りのフルーツ入り「クレープバー」

こだわりのあるアイスを高単価で販売したい洋菓子店や冷凍の自販機で販売している店舗がございます。バナナとイチゴの果肉入り、ザクザク食感のアーモンドの3種類のクレープバーですはもちもちの生地に北海道産のクリームと厳選された具材をたっぷり包んでいます。香料・着色料・保存料は使用しておりません。

個包装入りのフルーツ入り「クレープバー」

入数:1袋22本入 混載3袋単位
配送便:宅配便、業務便

スリーブに入れてそのまま販売「アイスクレープ」

クレープはお客様の前で焼き上げて盛り付けると工程が多くかかり、お客様をお待たせしてしまうのがお悩みではないでしょうか?そんなお悩みにトッピング済みのアイスクレープ。冷凍庫から出して、スリーブに入れてすぐに販売できます。

スリーブに入れてそのまま販売「アイスクレープ」

入数:1ケース70本入
賞味期配送便:宅配便

手軽調理で提供できる「アイスブリュレクレープ」

クレープはお客様の前で焼き上げて盛り付けると工程が多くかかり、お客様をお待たせしてしまうのがお悩みではないでしょうか?そんなお悩みに冷凍庫から出してグラニュー糖をまぶして表面をバーナーで炙るだけで、カリカリ、香ばしいブリュレクレープがおすすめです。

手軽調理で提供できる「アイスブリュレクレープ」

入数:1ケース70本入
賞味期配送便:宅配便

真夏は凍らせたフルーツが人気!冷凍フルーツスティック

一番人気「冷凍りんご飴、チョコバナナ」

冷凍りんご飴、チョコバナナ、パイン、いちごの4種類をご用意。和菓子工場で-30℃で急速冷凍しています。

「冷凍りんご飴、チョコバナナ」

入数:<りんご飴> 1箱15本入×3箱
   <それ以外> 1箱60本入×2箱 (種類を混ぜて注文できます)
配送便:宅配便

「冷凍りんご飴・チョコバナナ」

国産りんごを丸ごと飴がけした「丸ごとアイスリンゴ飴」と、バナナにたっぷりチョコをコーティングした「アイスチョコバナナ」です。お祭りや観光地、温浴施設、無人販売店での販売がおすすめです。

「冷凍りんご飴・チョコバナナ」

ロット:<りんご飴、チョコバナナ> 60本
配送便:宅配便

フルーツ屋さんの「冷凍フルーツスティック」

パイン、キウイ、いちご、バナナの4種類のフルーツスティックです。フルーツの味のこだわる方はこちらがおすすめ。

フルーツ屋さんの「冷凍フルーツスティック」

ロット:<パイン、バナナ> 40本
   <キウイ、いちご>50本
配送便:宅配便

個包装の「冷凍みかん」

紀州産温州みかんの小粒(S,2Sサイズ)で糖度11度以上のものを集め冷凍致しました。シャリッとした食感で暑い夏に最適の商品です。※皮はついておりません。

個包装の「冷凍みかん」

ロット:180個
配送便:宅配便

お菓子の売れる時期が知りたい方はこちら!

業務用アイスの仕入れはこちらからどうぞ!

なごみや

なごみやでは業務用の業務用アイスを販売しております。価格は会員登録承認後にご確認いただけます。サンプルをご確認いただいてからの購入をおすすめしております。

まとめ

アイスを販売する場合の必要な資格や販売のメリット、デメリット、また業務用で販売できるアイスを紹介しました。自店の立地によって、販売方法、気温によっても販売方法をご検討ください。

この記事を書いた人

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渡邊友佳子

2020年なごみやに入社。前職では銀座あけぼのにて16年間、和菓子・米菓の商品企画を担当。東京製菓学校卒業後、茗荷谷「一幸庵」にて3年間修業。TORAYACAFE勤務。プライベートでもお菓子が大好きです。<資格>製菓衛生士、表示検定中級