かき氷屋を開業するには?利益がでるかき氷販売・成功ポイントを解説

かき氷開業

かき氷店を開業したい方、かき氷の販売にチャレンジしたい方にかき氷の販売で利益が出る理由や開業に必要な準備、成功のポイントを解説します。今年の夏はかき氷を始めてみませんか? かき氷人気店大阪堺「GREEN KETTLE」指導、ふわふわ「生フルーツかき氷」の導入支援を5店舗限定で募集中です!説明会は3月26日に行います。

今期のZoom説明会、動画視聴は終了いたしました。

夏のかき氷販売で利益が出る3つの理由

かき氷の開業やメニューとして追加をしたいと考えているお店は、利益がでるのかが気になるポイント。利益が出しやすい理由を3つ説明します。

マンゴーかき氷

人件費が抑えられる

かき氷を提供するために必要な作業はかき氷の製造、盛り付け準備、接客です。作業が少ないため、人件費を抑えられます。また、経験を積んだ職人でなくても製造ができるのでコストの高い人を雇う必要もありません。

付加価値をつけて売価が上げられる

天然かき氷、和菓子屋のかき氷、フルーツ屋さんのかき氷、洋菓子店のかき氷とコンセプトを決めて、メニューを作り込めば1000円以上の価格をつけて販売できるかき氷が販売できます。自店の個性を活かした付加価値をつけて、近隣店舗にないかき氷の販売を検討しましょう。

ターゲットの年齢層が幅広い

かき氷は幅広い年齢層をターゲットにできる商材です。器に山盛りのかき氷画像はシズル感があり、インスタ映えに向いています。映え狙った盛り付けでSNS集客、20代から50代の女性を集客することが可能です。さらに来店のお客様の投稿で拡散が期待できます。もちろん写真の取り方、SNSのアップ方法に工夫が必要です。年配のお客様もかき氷は身近な食べ物のため、店頭でのアピールから来店に繋げられます。かき氷店はまだ増え続けており、各店の進化とともに2023年もブームが続いています。

かき氷屋や開業に必要な資金と手続き

かき氷の開業を進めるために必要な資金、資格や手続きをご紹介します。

かき氷屋に必要な資金と手続き

資金

かき氷の開業に必要な資金は、500万円ほどかかることが通常です。

信用保証協会や日本政策金融公庫の創業支援を使って、融資を受け開業資金を用意することがほとんどで、創業にかかる費用総額の3分の1~2分の1位の自己資金が必要になることが一般的です。

費用の内訳としては
・店舗取得費
・工事費用(内装、外装、電気工事等)
・厨房設備
・店舗装飾、備品、消耗品
・WEB関係(HP、通販サイトなど)
・運転資金

はじめは、厨房機器を中古で揃えたり、リースを利用したり、工夫して費用を抑えたいところですがタイミングが合えば、良質の居抜き物件や既存店舗を引き継ぐという選択肢もあります。

資格

かき氷店を開業するときに必要な資格は「食品衛生責任者」。

もちろん、上位資格である「調理師」「製菓衛生師」の資格があれば食品衛生責任者の資格は必要ありませんが、取得には認定専門学校卒業や国家試験などを合格する必要があるのでハードルは低くありません。

食品衛生責任者の資格は、保険所が開催する講習会を受講することで取得できます。受講費1万円程度、1日で取得可能です。しかも、どこで取得しても資格は一生涯、日本全国で有効です。

手続き

手続きは「飲食店営業許可証」か「喫茶店営業許可証」のどちらかが必要です。かき氷は「喫茶店営業許可証」でも提供することは可能ですが、提供可能な食事が限られるため、「飲食店営業許可証」の取得の方ががおすすめです。設備の都合で「喫茶店営業許可証」のみの取得になってしまう場合には管轄の保健所に提供するメニューの確認をしておきましょう。

夏の売上UP!どんなお店がかき氷の販売に向いている?

夏の売上を上げたいと考えている経営者様、今年はかき氷の販売にチャレンジしてみませんか?どのような業態、お店におすすめかをご紹介します。

かき氷開業

カフェ、喫茶店のメニューにかき氷

カフェ、喫茶店にかき氷器を導入するだけで、かき氷メニューが提供できます。現在のコンセプトに合うメニュー次第で、夏の売上を倍増させられます。

居酒屋の昼メニューにかき氷

居酒屋だけではコロナ前の売上に届いていないというお店には、二毛作として昼はかき氷屋さんをオープンしてみるのはいかがでしょうか?冷凍庫、冷蔵庫の設備はすでにあるため、かき氷器の導入費用のみで営業できます。かき氷店の客席はカウンター席とテーブル席をそのまま利用でき、今の内装で昼の営業が可能になります。

フルーツの生産者の方にフルーツを使ったかき氷

フルーツを使った生フルーツかき氷は大人気です。地産地消で観光客にアピールできるオリジナルのかき氷を提供できます。獲れたてのフルーツを盛り付けたかき氷は話題になること間違いなしです。

かき氷の販売を成功させる上で2つの大事なポイント

夏のかき氷販売を成功させるためには、どんなかき氷を提供するのかを一言でまとめた「コンセプト」を考えること、そして「氷」の美味しさが大事なポイントです。

かき氷の販売を成功させるポイント

コンセプト

アイデアを書き出して「どんなかき氷を提供するのか」をコンセプトとしてまとめていきます。
開業する方、かき氷の提供にチャレンジする方もコンセプトが必要です。地方の特色を出して観光客にアピールする、地元の人に来てもらうかき氷店、SNSで発信してかき氷目当ての来店を狙うなど、コンセプトによって戦略が異なります。

アイデアは5W1Hに沿って書き出していきます。
why なぜ:開業の目的
who だれに:ターゲットのお客様
where どこで:開業する場所
when いつ:営業時間
whatなにを:商品、提供する商品の特徴
how どのように:提供方法、販促方法、サービス

アイデアの整合性を整えて、コンセプトとしてまとめていきます。
やりたいことが明確になり物件、店舗デザイン、メニューも軸からぶれずに考えられます。また、やらないことも決めておくことも大切です。

「氷」の美味しさ

かき氷の主役は「氷」です。氷の種類や削り方でかき氷の食感が驚くほど変わります。実はかき氷店が1番大切にしているのはかき氷の食感です。
ブロック氷とキューブの氷を削ったかき氷の違いをご存じでしょうか?ブロック氷は氷を削ってかき氷にするため、なめらかでくちどけがよいのに対して、キューブの氷は削るのではなく砕くため、口の中に粒が残ります。使用する氷選びも大切です。また、かき氷器の調整も必ずやらなければなりません。削る部分の微調整がふわふわのくちどけのいいかき氷を作る上で大切です。

材料の仕入れ先

コンセプトに合った材料を仕入れる業者を探します。近くのお店で仕入れが難しい場合にはネット通販サイトを利用するのがおすすめです。氷とシロップの仕入れ方法をご紹介します。

氷の仕入れ

純氷

氷自体で差別化する場合には天然氷。トッピングで個性を出すなら、ブロック純氷を仕入れる必要があります。近所の氷屋さんからの仕入れ、またはネット通販で注文、宅配便で受け取ることができます。

シロップ

生シロップ種類

こだわりのシロップは業務用の通販サイトから仕入れるのがおすすめです。コンセプトに合ったシロップを検索して販売しているサイトを選びましょう。お店の近くに業務用で購入できるスーパーがあればそちらでも仕入れることができます。

業務用和洋菓子なごみ通販サイトではフルーツにこだわった生シロップと、タイプで選べる氷みつを50種類ご用意しています。コンセプトに合わせてお選びください。

人気店の「生フルーツかき氷」ノウハウをシェア、つくり方まですべて教えます

生フルーツかき氷について詳しく知りたい方、導入支援を検討したい方は、zoom説明会にご参加ください。

今期のZoom説明会、動画視聴は終了いたしました。

生フルーツかき氷募集ページ

まとめ|夏の販売に向けて4月には準備しておきたい

今年の夏にかき氷を販売したいと考えている方は4月までには準備をしましょう。開業やメニュー追加、手続き、仕入れ先を決めておきます。売上の最初の山はゴールデンウィークになります。それまでにかき氷の販売を知ってもらい、5月からたくさんのお客様にご来店いただく必要があります。

かき氷・シロップを仕入れて販売したい場合にはこちら!

なごみや

なごみやではかき氷のシロップ、氷を販売しています。たくさんのアイテムを豊富にご用意しております。価格は卸値閲覧会員登録後にご確認いただけます。サンプル、注文をしたい方は取引会員登録にご登録ください。

この記事を書いた人

Avatar
渡邊友佳子

2020年なごみやに入社。前職では銀座あけぼのにて16年間、和菓子・米菓の商品企画を担当。東京製菓学校卒業後、茗荷谷「一幸庵」にて3年間修業。TORAYACAFE勤務。プライベートでもお菓子が大好きです。<資格>製菓衛生士、表示検定中級