大人気のいちご大福、いちごと大福の絶妙な組み合わせで、幅広い年代から愛されている和菓子です。元祖いちご大福やあんの種類、形状、いちご大福の不思議なしゅわしゅわ感についても説明をします。また、仕入れて販売できるいちご大福や、その作り方もご紹介します。
いちご大福とは?
生のいちごと、もっちりとしたお餅、あんの組み合わせが楽しめるのが「いちご大福」。1年を通して販売しているお店もありますが、いちごの旬に合わせて和菓子屋、スーパーなどで販売されます。各店で形やいちごの品種、あんの種類に違いがあり、個性があります。価格は150円から600円と幅広く、いちごの品種やお店のブランド力によって、差があります。お店によって形状がさまざまです。
1月から4月はいちごの旬と共に、いちご大福の季節。いろいろなお店のいちご大福を食べて、自分の好みのいちご大福を見つけるのもおすすめです。
元祖いちご大福は?
「いちご大福」が誕生したのは諸説ありますが1985年に誕生した東京の曙橋にある「大角玉屋」、1986年に実用新案登録をした東京の板橋にある「一不二」の2店が有名です。
「大角玉屋」は3代目店主が新しい和菓子を考案し、いちご大福を生み出しました。豆大福にいちごが丸ごと一粒入った「いちご豆大福」。いちごとがつぶあんで包まれて、もちもちの食感にえんどう豆のほっくりとした食感がアクセントになっています。
「一不二」は店主がいちごを使った和菓子を作りたいと考えて開発しました。実は2018年に閉店しまっています。つぶあんの中にいちご、そしてうぐいす豆入りの羽二重餅で包んだ「元祖いちご大福」です。色どりのよい、緑色のうぐいす豆を使っているのが特徴で、実用新案登録をしています。
その他にも、三重県の「とらや本家」、滋賀県「松田常磐堂」、群馬県「金内屋」、三重県「欣榮堂」などが挙げられます。昭和の後半に誕生して、全国に広がり、大人気の和菓子となっていることを考えると、大福といちごの組み合わせが各地で開発されたのも納得できます。
いちご大福の形状
いちご大福の形、お店によって違いがあるんです。見かけたことのある、5つの形状をご紹介します。
- いちごをあんで包み、大福で包んだベーシックな形状
あん、生地といちごの一体感が楽しめて、パクリと食べたときに中から甘酸っぱいいちごを楽しむことができます。 - 大福をカットしていちごを挟んだ形状
いちごの美味しさ、そして食べすすむと大福と合わさり、もっちりとした食感も楽しむことができます。いちごがカットした合間から見えるシズル感があります。 - 大福の上にいちごがをのせた形状
いちごの大きさが強調されているいちご大福。大福を楽しみながら、いちごを味わうことができます。 - あんをいちごで包み、生地を布団のようにかけた形状
ふわふわに仕上げた生地を使ったいちご大福は包むのではなく、生地を楽しむためにこのような形状にしているお店があります。 - 生地を二つ折りにして、その中にあんといちごを挟む形状
厚みのある食べ応えのある生地でいちごとあんを挟んだ、生地がもっちり、あんといちごの組み合わせを楽しめます。
いちご大福のあんの種類
あんの種類はさまざま、またクリーム入りのいちご大福も販売されています。
- ベーシックなこしあん
いちご大福といえば、こしあんをまず思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?こしあんは滑らかで口溶けがよく小豆の風味と、いちごの果汁が馴染んで、和菓子とフルーツが融合する美味しさが楽しめます。 - 元祖のつぶあん
「大角玉屋」「一不二」はつぶあんのいちご大福です。小豆の風味とほっくりとした食感がしっかり味わえて、いちごで爽やかさをプラスするいちご大福。もしかすると一番最初に出会ったいちご大福はこの形状が多いかもしれません。ベーシックないちご大福はつぶあんです。 - しろあん
最近はしろあんが「いちご大福」に合うのでは?という声もあるほど。いちごの品種を変えて数種類販売しているお店ではいちごの美味ししさを存分に味わうためにしろあんにしているようです。 - クリーム入り
あんにさらにクリームをプラスしているお店もあります。いちご大福に乳のコクがプラスされて、食べ応えがUPします。
いちご大福のしゅわしゅわって何?
いちご大福を食べてしゅわしゅわするって感じたことはありませんか?
いちごは炭酸ガスを出しています。大福に包まれることで、いちごの炭酸ガスが外に出せなくなり、いちごに蓄積することでしゅわしゅわとします。販売しているお店では食味や保存テスト、また経験値から適切な保存方法と消費期限を設定しています。期限内に食べればしゅわしゅわしていても問題なく美味しく食べることができます。
仕入れて販売できるいちご大福
いちご大福を販売してみたい…けれど、製造する設備、技術、職人がいない、というお店も多いのではと思います。なごみやでは仕入れて販売できるいちご大福を販売しています。和菓子店や催事店、道の駅、いちご農家の方に多くご注文をいただいています。大福をカットしていちごを挟んで販売していただけます。いちご大福にするのにちょうどいいサイズのいちご大福を販売しています。
いちご大福用大福(赤生地・つぶあん)
もち粉を使用したなめらかでもっちりとした赤色の生地で北海道十勝産のつぶあんを包みました。赤色が華やかで、いちご大福を引き立てます。
グラム:60g
賞味期限:449日
解凍後消費期限:冷蔵3日、常温2日 ※いちごを挟んだ場合には当日のみ
ロット:150個入
いちご大福用大福(白生地・こしあん)
もち粉を使用したなめらかでもっちりとした生地で十勝産小豆のこしあんを包んだ、いちご大福に適した大福です。
グラム:60g
賞味期限:449日
解凍後消費期限:冷蔵3日、常温2日 ※いちごを挟んだ場合には当日のみ
ロット:150個入
いちご大福用大福(白生地・白あん)
国産もち粉でなめらかでやわらかな生地で、口どけのよい白あんを包みました。いちごはもちろん、キウイやぶどうなど、白あんの繊細な味わいがフルーツ大福とよく合います。
グラム:60g
賞味期限:180日
解凍後消費期限:冷蔵5日 ※フルーツを挟んだ場合は販売店でご検討ください。
ロット:150個入
いちご大福に「冷凍ぎゅうひクレープ(白)12cm角」
1mm厚に薄く伸ばした求肥をクレープのように12cm角にカットをしました。フルーツをあんで包み、求肥で巻いていちご大福やその他のフルーツ大福を仕上げていただくことができます。
グラム:35g
賞味期限:365日
解凍後消費期限:冷蔵5日 ※フルーツを挟んだ場合は販売店でご検討ください。
ロット:10枚×24箱
求肥クレープでフルーツ大福を作る方法はこちらをご覧ください。
いちご大福作り方:いちご大福用大福使用
大福をカットしていちごを挟んだ形状のいちご大福の作り方をご紹介します。
<いちごが横向きのいちご大福>
1. 大福に対してハサミが横向きになるようにして、2cmほど切れ目を入れます。いちごや大福のサイズによって切れ目は調整してください。
2. 切れ目が入りました。幅を広げてカットすると大福が裂けてしまうので注意します。
3. いちごを切れ目にぐいっと入れます。
<いちごが上向きのいちご大福>
1. 大福に対してハサミ斜め上の向きになるようにして、2cmほど切れ目を入れます。いちごや大福のサイズによって切れ目は調整してください。断面がやや上向きになります。
2. いちごを切れ目にぐいっと入れて完成です。
まとめ
昨今、フルーツ大福の専門店も増えて、いちご大福の人気も高まっています。いちご大福といっても形状、あんの種類がさまざまです。和菓子店はもちろん、催事店、みちの駅、いちご農家さんでも購入することができます。和菓子店なら、大福部分にこだわり、催事店、みちの駅やいちご農家さんなら、獲れたてのいちごやいちごの品種をアピールして販売しています。旬の時期にたくさん食べておきたいですね。
販売したい方には、仕入れて販売できるいちご大福用大福をぜひ、ご検討いただきたいです。
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