ぜんざいとは？歴史、ご当地ぜんざい、仕入れ可能なぜんざい紹介

投稿日 2024.11.13
更新日 2024.12.18
著者 nagomi
カテゴリー冬商品
カテゴリーカフェ・喫茶店

ぜんざいとは、小豆を煮て砂糖を入れ、お餅を入れた和菓子です。地域によって「おしるこ」とも呼ばれることがありますが、おしるこには違いがあります。全国各地で特色があり、名物も多く存在します。小豆を焚いて砂糖を加えて手間をかけて作りますが、美味しいぜんざいを仕入れて提供することもできます。

ぜんざいとは

ぜんざいは、和菓子の代表的な一品で、日本の伝統的な甘味として広く知られています。特に冬に親しまれ、小豆を焚いて、砂糖を加えた煮込み、もちや白玉を加えたものです。ぜんざいは温かくして食べるのが一般的ですが、冷やして食べることもでき、季節を問わず楽しめます。この甘味は、日本各地で愛され、家庭で作られることも多く、それぞれの家庭で異なる味わいを楽しむことができます。

歴史

については、室町時代にまで遡ることができます。当時、ぜんざいは「善哉」と書かれ、禅宗の修行僧によって食べられていたとされています。この菓子は、僧侶たちが修行の合間に摂取する栄養源として重宝されていました。江戸時代に入ると、ぜんざいは茶屋や露店で提供されるようになり、庶民の間でも広く親しまれるようになりました。特に、縁日や祭りの際には欠かせない存在となり、人々の生活の一部として定着しました。

ぜんざいとおしることの違い

「ぜんざい」と「おしるこ」は、地域によってその違いが見られる日本の伝統的な甘味です。関東では、ぜんざいは、煮た小豆に砂糖を加え、汁気が少なく粒あんの状態をぜんざい、小豆を煮てこしあんや粒あんを用いた汁状のものをおしること呼びます。関西・九州では、こしあんがこしるこ、つぶあんはぜんざいと区別されています。用語の使われ方、定義に地域差があります。

おしることは

おしるこの歴史は、奈良時代に中国から伝来した「糖粥（とうじゅく）」が日本風に変化したもので、室町時代には貴族や武士の間で人気を博し、江戸時代には庶民の間にも広がりました。温かい小豆に餅や団子を加えた甘味です。

食べ比べてみたい！全国のご当地ぜんざい

伊勢名物「赤福」が作った「赤福ぜんざい」【三重県・伊勢市、他】

伊勢名物の「赤福」の冬限定メニューの「赤福ぜんざい」、小豆にこんがり焼いたお餅が入っています。赤福餅はこしあんですが、こちらは小豆の粒が残ったぜんざい。小豆がもっちりとしたお餅によく絡んで、甘さ控えめなぜんざいです。10月下旬では一部の店舗、11月から本店でも提供が始まります。

織田作之助の小説の舞台となった「夫婦善哉」【大阪府・大阪市】

法善寺横丁の「夫婦善哉」。織田作之助の小説「夫婦善哉」の舞台となった、明治16年から続く老舗です。一人前が2つのお椀で提供されるのが特徴で、小豆は丹波大納言使用していて、お椀には柔らかな丸いお餅が1個入っています。温かい夫婦善哉、冷し善哉が通年であり、どちらかを選ぶことができます。

紅白の餅が入った縁起のいい「出雲ぜんざい」【島根県・出雲市】

島根県出雲はぜんざい発祥の地との説があります。10月は出雲では「神在祭（かみありさい）」と呼ばれる神事があり、その際に振舞われたのが「神在（じんざい）餅」。しんざいもちがなまって、ぜんざいとなり京都に伝わったといわれています。出雲大社の名物のぜんざいは、おめでたい紅白のお餅が入っているのが特徴です。出雲大社参拝のときは食べたい出雲ぜんざいです。