あんみつとはどんなお菓子?
あんみつは、寒天、あん、求肥、赤えんどうの豆に蜜、全体がバランスよく構成された甘味スイーツです。寒天がベースでトッピングがあん、求肥、赤えんどう豆、ソースが蜜となります。寒天が独特の食感を楽しみ、個性のあるトッピングを楽しみながらいただく、和のデザートです。涼やかな見た目で初夏から夏にかけて需要があがります。
あんみつの歴史
あんみつの歴史は、江戸時代末期に始まります。そのきっかけは、ゆでた赤えんどう、新粉餅を添えて、蜜をかけた「みつ豆」、これが屋台で広く販売されていました。のちに東京浅草の舟和が改良して提供されました。
大正時代には喫茶店ミツマメホールが登場し、洒落た銀のボールに寒天、赤えんどう、果物などを盛りつけた洗練されたあんみつを大々的に販売。この時期に、あんみつが贅沢なスイーツとして流行したようです。
さらに、関東大震災後の復興の中で、銀座の若松がみつ豆にあんをのせた新しいスタイルのあんみつを創案し販売しました。これが一つの転機となり、あんみつはますます人気を集め、現代でも愛される和菓子となっています。
あんみつの有名店
みつ豆、あんみつは元祖が関東のため、東京にはあんみつが有名な甘味店、寒天屋が多くあります。有名店をご紹介します。
甘味店のあんみつ
老舗の甘味やさんのあんみつ。どのお店もそれぞれ個性があり、イートイン、テイクアウトでも楽しめるお店もあります。
・「舟和」浅草本店
・「若松」銀座 2023年12月で閉店
・「みはし」上野
・「浅草梅園」浅草
・「虎屋茶寮」赤坂
・「初音」人形町
寒天屋のあんみつ
美味しい寒天を味わえるのは、寒天屋さんのあんみつ。磯の香の寒天をたのしめます。
・「赤坂相模屋」赤坂
・「寒天工房讃岐谷」高田馬場
あんみつはどう作られる?
あんみつは寒天がメインのスイーツ。寒天の作り方やトッピング例を紹介します。
あんみつの寒天はどう作る?
寒天は天草を煮出して作る方法と、棒や糸、粉寒天を使用して作る方法があります。
天草から寒天を作る方法は、天草を加熱して時間をかけて煮出すと、その中に含まれる多糖類が水に溶け出し、冷やして固めると寒天となります。
棒や糸、粉寒天を使用する方法は水に寒天を溶かして沸騰させて、溶けたら冷やし固めます。
どちらも固めたものを、さいの目にカットすることであんみつの寒天が仕上がります。
あんみつトッピングとは?
あんみつのトッピングは、色々な種類があります。どんなあんみつに仕上げたいかで、トッピングをチョイスすることができます。代表的なトッピングをご紹介します。
・赤えんどう
・求肥
・白玉
・生クリーム
・アイス
・ソフトクリーム
・季節のフルーツ
・抹茶蜜、和三盆蜜、白蜜など
・切り抜いた羊羹
・生麩
業務用で仕入れ可能なあんみつ
なごみやで業務用に仕入れて、そのまま販売できるあんみつをご紹介します。和菓子屋、スーパー、甘味店、和カフェなどで販売いただいています。
昔ながらのカップ入り沖縄産黒糖のあんみつ
昔ながらの高級感のあるカップ入りのあんみつは和菓子屋におすすめです。
角カップ入り日光伏流水を使用したあんみつ
日光伏流水を使用した特製のこだわり寒天に沖縄黒糖と小豆こしあんを合わせたあんみつです。和菓子店やスーパー、量販店向けです。
トレー入り、袋入りのたぬま家のあんみつ
北海道産の生豆をそのまま炊き上げた風味が良いふっくら塩味「赤えん豆」、沖縄県産の黒糖を使用した「黒蜜」、北海道小豆のあんがセットになっています。和菓子店やスーパー、量販店向けです。
おしゃれカップ入りあんみつ
北海道小豆のあんこたっぷりのおしゃれカップ入りのあんみつは和カフェで販売がおすすめです。
業務用で仕入れ可能なあんみつ比較
あんみつを仕入れる前に比較したいという方に、比較表をご用意しています。種類、賞味期限、形態で比べることができます。業務用和洋菓子なごみやのあんみつ商品一覧をご覧ください。価格をまず見たい場合には、簡単登録の卸値閲覧会員に登録してください。
あんみつのアレンジレシピ
寒天、豆、白玉を仕入れて、オリジナルのあんみつを作れます。アレンジレシピをご紹介します。甘味店、カフェ等でのメニューの参考にしてください。
クリームあんみつ
作り方
① 器に水気を切った寒天100gを入れます。
② あずき35gをやや手前に入れます。
③ バニラアイスを18号のディッシャーで入れます。
④ 白玉を1個をあずきの上に飾ります。
⑤ みかんを3個飾ります。
⑥ ぎゅうひを2個アイスの手前に飾ります。
⑦ チェリーを1個飾ります。
⑧ えんどう豆を5g散らすように飾ります。
⑨ 黒蜜30gを別の容器に入れて提供します。
この商品の特徴
甘味でも人気の高いアイスの入った「クリームあんみつ」は甘味メニューに欠かせません。
白玉とみかんを入れたシンプルな甘味メニューです。
このメニューに使われている商品
抹茶クリームあんみつ
作り方
① 器に水気を切った寒天100gを入れます。
② あずき35gをやや手前に入れます。
③ 抹茶アイスを18号のディッシャーで入れます。
④ 白玉を2個あずきの上に飾ります。
⑤ みかんを3個飾ります。
⑥ ぎゅうひを2個アイスの手前に飾ります。
⑦ チェリーを1個飾ります。
⑧ えんどう豆を5g散らすように飾ります。
⑨ 抹茶蜜30gを別の容器に入れて提供します。
この商品の特徴
あんみつに抹茶アイスを乗せ、濃厚な抹茶蜜を添えました。
抹茶アイスと抹茶蜜でいつもとは違った「クリームあんみつ」をお楽しみ頂けます。
このメニューに使われている商品
パフェ・あんみつ
作り方
① グラスに黒蜜10gを入れます。
② シロップを切ったみつ豆1袋分を入れます。
③ バニラアイスを入れます。
④ コーンフレーク5gを入れます。
⑤ ホイップクリーム20gを絞り表面を平らにします。
⑥ グリーンティーを適量表面にかけます。
⑦ 粒あんを20g盛り付けます。
⑧ 白玉2個を飾ります。
この商品の特徴
寒天とアイスクリームをパフェグラスに閉じ込めたパフェスタイルのあんみつ。
大き目で柔らかい白玉をトッピングした和スイーツです。
このメニューに使われている商品
クリームあんみつ 桜と抹茶
作り方
① 器に寒天100gを入れます。
② カット抹茶ゼリーを40g入れます。
③ 桜餡を30g盛り付けます。
④ バニラアイスを盛り付けます。
⑤ 白玉を2個飾ります。
⑥ 赤えんどうを3g散らすように飾ります。
⑦ ホイップクリームを5g絞り桜花を1個飾ります。
⑧ 別容器に黒蜜を25g入れて提供します。
この商品の特徴
宇治抹茶味の水わらびもちをトッピングして、食感と色目のアクセントをプラスしました。
緑色が入る事で桜餡のピンクを強調できていると思います。
このメニューに使われている商品
まとめ
あんみつは季節や地域によるバリエーションが楽しめ、さらに、クリームあんみつや抹茶クリームあんみつ、パフェなどのアレンジもできます。お店のコンセプトにあったオリジナルのメニュー検討をしてみてください。
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